ボヌールリモート韓国語教室のブログ 「春香祭」の紹介
韓国には韓国最古のラブストーリーといわれる「春香伝」という物語があります。
内容は、南原に赴任してきた※守令(スリョン)の息子、李夢龍は屋敷の外のブランコで遊ぶ美しい少女「春香」に一目惚れ、しかし春香は※妓生の娘、身分の違いは明らかだが、二人は様々な困難を乗り越え愛を育んでいきます。しかしある日、父の任期が終わり李夢龍は漢陽(ソウル)に帰ることになり、夢龍は必ず迎えに来ると、二人は再開を誓い合う。新たに赴任してきた※府使はお決まりの悪徳府使。春香の美貌を聞きつけ我が物にしようとするが、春香は夢龍への貞節を守ると悪徳府使に従わない。激怒した悪徳府使は春香を捕らえ鞭打ちにした上、投獄する。一方、夢龍は科挙に合格し寛氏となり官使となり、暗行御使として南原に潜入、悪徳府使の悪行を暴き彼を罰し、春香を救出して末永く幸せに暮らしたという身分を超えたラブストーリー。
このラブストーリーをテーマに開催されるお祭りが「春香祭」です。
「春香祭」の始まりは“チェ ボンソン”という方が全国規模で募金を集め春香寺を建立、そこで法事を始め、妓生達が法事を行いながら、自然と技能を披露したのが始まりのよう。妓生社会では独自の情報網があり、どこの妓生が何で有名になった等、妓生どおしの情報交換が行われていたよう。例えば平壌のある妓生が伽倻琴竝唱(カヤグムビョンチャン)で噂がたてば、そこで他地方の妓生達が伽倻琴竝唱をリクエストしたりと、妓生どおし技能披露を行いました。そのような事が噂で広がりだんだんと見物客が増え、人が増えることにより相撲を始めたりと、祭りとしての様相を呈し始めるように市民参加型の大きな祭りへと発展していきました。1931年に第1回「春香祭」が開催され、当時は南原はもちろん開城、平壌、釜山の東来、晋州、密陽等々全国各地から妓生達があつまり、技能を競い披露したそうです。
「春香祭」では李氏朝鮮時代の儀式や妓生踊り当様々な催しが行われ、「ミス春香」選出は明充イベントに一つ。眞(じん)、善(そん)、美(み)、貞(じょん)、淑(すく)、賢(ひょん)の六文字を体現した6人の「ミス春香」が選出されます。
今年(2021年)の「春香祭」は5月16日に第91回が開催されたが新型コロナの関係でオンラインでの開催となりました。
ボヌールリモート韓国語教室の研修旅行で是非行ってみたい歴史的、文化的行事のお祭りだ
当時の妓生
春香祭の様子
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